ねぎとろ放浪記

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個人的備忘録です。勉強したことをまとめていきます。

物体検出の評価指標(APとmAP)

AP、mAPの計算方法のまとめです。

Precision, Recallなどの定義は前回の記事を参考にしてください。

目次

APとは

Average Precisionとも呼ばれます。
Precision-Recall曲線の下の部分の面積がAPとなります。

例えば、「自転車」を検出した結果が以下のようになったとします(Confidence Score順に並んでいます)。

f:id:neginegitoro:20210529180211p:plain
「自転車」を検出したときの例


これを縦軸にPrecision、横軸にRecallをとってプロットすると、以下のような図になります。
((Precision, Recall) = (1,0), (0,1)を追加)

f:id:neginegitoro:20210529180313p:plain
PR曲線

この図の線の下の部分の面積がAPとなります。

mAPとは

Mean Average Precisionとも呼ばれます。

モデルが検出できる各クラスに対するAPの平均です。

クラス数をC、クラスiのAPをAPiとすると、mAPは次の式で表せます。


mAP = \frac{1}{C}\sum_{i=1}^{C}AP_i 

全部のクラスに対するAPの平均です。

最後に

以上、簡単ですがAP、mAPのまとめでした。

間違いやご指摘あればコメントにて教えていただきたいです。