基本情報で使うSQL テーブル操作編
データベースを得点源にしよう!の第四弾テーブル操作編です。(前回の記事はこちら)
今回はDBやテーブルの作成、変更の操作についてです。
目次
テーブルの作成(CREATE)
新たにテーブルの作成を行う時はCREATE TABLE
を使います。
基本的な使い方
CREATE TABLE [テーブル名]( [カラム名] [データ型] [オプション], [カラム名] [データ型] [オプション], [カラム名] [データ型] [オプション] );
実際にテーブルを作成してみます。
CREATE TABLE member ( id INTEGER NOT NULL, name varchar NOT NULL, age INTEGER );
実行結果
id | name | age ----+------+----- (0 rows)
id, name,age からなる表が作成されました。
オプションには
- NOT NULL : NULL値を指定できなくなります
- DEFAULT : default値を設定します
- UNIQUE : 重複した値を設定できなくします
- PRIMARY KEY : 主キーを設定します
などが指定できます。
レコードの挿入(INSERT)
データの追加にはINSERT
を使います。
INSERT INTO [テーブル名] ([カラム名], [カラム名]) VALUES([値], [値]);
テーブルの全てのカラムに値を追加する場合はカラム名を省略できます。
実際に使用してみます。
INSERT INTO member (id, name, age) VALUES(1, '加藤', 25);
実行結果
id | name | age ----+------+----- 1 | 佐藤 | 25
25歳の佐藤さんを追加しました。
列の追加(ALTER)
列の追加にはALTER
を使います。
ALTER TABLE [テーブル名] ADD [カラム名] = [値], [カラム名] = [値], ...;
実際に使ってみます。
ALTER TABLE member ADD gender INTEGER;
実行結果
id | name | age | gender ----+------+-----+-------- 1 | 佐藤 | 25 |
メンバー表にgenderカラムを追加しました。
データの更新(UPDATE)
データの更新にはUPDATE
を使います。
UPDATE [テーブル名] SET [カラム名] = [値], [カラム名] = [値], .... WHERE [条件];
実際に使ってみます。
UPDATE member SET age = 26, gender = 1 WHERE id = 1;
実行結果
id | name | age | gender ----+------+-----+-------- 1 | 佐藤 | 26 | 1
佐藤さんの年齢を26歳に、genderを1にしました。
レコードの削除(DELETE)
レコードを削除するにはDELETE
を使います。
DELETE FROM [テーブル名] WHERE [条件];
実際に使ってみます。
DELETE FROM member WHERE id = 1;
実行結果
id | name | age | gender ----+------+-----+-------- (0 rows)
佐藤さんのレコードが削除されました。
以上基本情報のテーブル操作編でした。
4回に渡って基本情報で使うSQLをまとめました。
時間があればより複雑な構文を扱ってみようと思います。